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ジャーナルを読み読み

よく読むジャーナルとして、CPT、JPKPD、JCPやAAPS J はちょっと置いておいて。

糖尿病の研究をしているから、Diabetes、J Clin Endocrine Metabol、J Clinical Investigation、Am J Physiologyなんかを読むことが多い。

欧米は昔から、ヒトでの研究が進んでる。というかどうしてこんな研究できるんだろうというものが載ってることがあって、驚く。門脈中濃度、胆汁、循環血でインスリン測定するとか。貴重な知見だけどね。

それとか、100人以上の被験者で内因性物質を投与したときのPK評価しているとか。要はリッチデータ100人ということで。STS法で母集団パラメータを求めている。ちなみに健康成人。そして同様に数十人のT2DM患者でもまた実施。

確かに糖尿病の場合、脆弱被験者(vulnerable)ではないからけっこうやれるのだろうけど、生理学研究はすごいなぁと思う。

治験薬の場合は、人にとって有益かどうかがわからないが有害であることは確実な化学物質を評価するから、倫理的にはもちろん慎重に試験を計画する。だから治験と比較するのは間違いなのだけれど、医学生理学研究のあくなき実証精神には頭が下がる。

もちろん、その前段階でヒトでの結果を予測できるというか推測できるような動物実験がなされていることが多いから、ヒトにおける研究があてずっぽうに行われることはない。

が、確かに、ヒトのデータがないとあまり意味ないんだよなぁと思った。動物からこれこれになると予想されます、で終わったら、ヒトの体を理解したりひいては病を治療するなんていうことができるわけはないだろう。

モデリング研究も多い。Pharmacometrics が決して方法論が先駆的ではないということがわかる。が、たいていは混合効果モデルは用いられていない。

複雑なモデルもシンプルなモデルも両方あるが、Empirical であって予測性は乏しいんじゃないかというようなモデルが多い。そういう意味では、Template model の構築、Disease Model はこれからだという気がする。

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