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2004年の春の話だ。

私はスキャナが置いてある部屋にいた。そこは現像するための暗室が奥にある、前室の位置づけの部屋だ。コピー機、スキャナ、現像用の備品がしまってある戸棚、そしてPCが一台ある部屋だ。

私はそこのPCで大したことのないデータ解析をしていたが、疲れてきたのでインターネットにアクセスした。その頃はインターネットアクセスについてもあまりうるさくなかった時代だ。そうはいっても仕事に必要なことを調べるだけであったし、またこの部屋にはあまり他の人が寄ることはなかった。

いくつかの検索語を入れるが、あまり面白いものは見つからなかった。そろそろやめようかと思ったとき、あるサイトをひっかけた。

驚いた。これは母集団解析についてのことが書いてある。

私は目をみはった。これは一般的な教科書やサイトには決して書いていない内容ではないか。私は夢中でそのサイトを読む。

これを書いているのは誰だろう。

当然であるが、ネットのサイトでは個人をにおわせるような手掛かりはない。タイトルから女性ではないかと思った。

私はしばらく画面を見つめていた。驚くことばかりだった。

私にとって、Pharmacometricsの原体験はいくつかある。これはその一つだった。私は後に、そのサイトの管理人と思われる人に会うことになるのだが、このときはまだそれを知らない。

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