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ある日の思い出

2001年頃の話だ。

ある金曜日の夜、私はある人と新宿にいた。時刻はおそらく20時を過ぎていたかと思う。

場所は覚えていない。ルミネだったような気もする。新宿駅からそれほど離れていないはずだ。喫茶店、白く丸いテーブルを覚えている。明るい室内、白い床、コーヒーやオレンジジュースが飲める店。周囲にもたくさんの人がいた。

私たちは何かを話していた。とりとめのない話だったはずだ。

私たちにはまだ自由になる時間がいくらでもあった。戦略的に生きるなんていう器用な真似ができる年齢ではなかったが、何か自分を高めていけるものを求めていた。それは生きることの不安と背中合わせだった。

会話の流れが途切れた時、私はふと口にした。

「薬物動態と統計の勉強をしようか」

その人は迷うことなくうなずいた。

私たちはこのときに大きな決断をした。しかし、その頃はまだ気づかなかった。

そうして勉強会が始まった。

それは2007年まで続くことになる。

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